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Episodes

対談、鼎談、座談

Episode02

Date:
2021.11.19
染谷千冬・染谷千秋
シナリオ制作者:
ちまも様
シナリオ頒布先:
pixiv

本編

探索者である貴方達。 人によってはとうに慣れ親しんだ感覚かもしれない。

真っ暗な視界、閉じた瞼の裏側が白む感覚。 貴方は重い瞼を持ち上げる。

先ず視界に飛び込んだのは、 貴方と同じ様に目を開き此方を認識した人物だった。 此処は四方を壁に囲まれた真っ白な部屋だ。 貴方達はそれぞれ椅子に座った状態で目覚め、 等しく昨日までの記憶は眠りに落ちる直前迄の事だけだ。

こんな場所に来た覚えは無い。 *この状況に不慣れで恐怖を抱くのであればSANチェック、そうでなければ不要。

染谷千秋 : 「どこだここ」 染谷千秋 : 「俺たちさっきまで布団にいたよな…」 染谷千冬 : 「そうだな。一緒に横になっていたはずだ……」 染谷千秋 : (…また変なのに巻き込まれたのか) 染谷千秋 : 変な状況に慣れっ子、かつ動揺する心を持ち合わせていないのでSAN値チェックしません。 染谷千冬 : (……今回は千秋も、俺と同じ寝る前の記憶があるみたいだ。夢じゃない……な) 染谷千秋 : 千冬のほっぺをむにっとします。 染谷千秋 : 「どう?痛むか?」 染谷千冬 : 千秋のほっぺを強めに捻りながら引っ張ります。 「どうだ」 染谷千秋 : 「いひゃい」 染谷千冬 : 「そうか」 手を離します。 染谷千秋 : 「……前の夢に引き続き、また変なのに巻き込まれたみたいだな~」千冬の方を確認します。 染谷千冬 : 「……前の夢も、こんな感じだったのか?」 染谷千秋 : 「ん~。そ~」(覚えてるくせに~)もう一回むにります。 染谷千秋 : と言ってあたりを見渡します。

部屋に存在するものは、以下の通りです。 ・真っ白なテーブル ・人数分の椅子 ・四方の一面にのみ大きなモニターがついている

染谷千秋 : 千冬の頬をむにりながら目星を振ります。 染谷千冬 : 千秋がまわりを見ているので、同じく自分も見ます。

二人共目星をどうぞ!

染谷千秋 : CCB<=75 【目星】 (1D100<=75) > 89 > 失敗 染谷千冬 : CCB<=75 【目星】 ズボンの裾を直すフリをして机の裏まで窺います。 (1D100<=75) > 7 > スペシャル

机の裏側までしっかりと確認しましたが、特に目ぼしいものは見当たりませんでした。

染谷千秋 : 「なんかデスゲームの部屋みたいだな」 染谷千冬 : 「デスゲーム……ああ、クローズドサークルのか」 染谷千秋 : 「そ~ あのモニターから変な指示だされてさ~……」 染谷千冬 : 「指示か」 モニターに何か書かれていないか、見ます。 染谷千秋 : (夢なのか、現実なのか、死んだら戻るのか、そこで終わりなのか……、何も手がかりがないな……)

モニターには特に何も表示されていません。

染谷千冬 : 「……何も書いていないな」 モニターの電源自体が点いているかも確認します。 染谷千秋 : やけに手慣れてんな~と思いながら見ます。

モニターの電源はついています。

染谷千冬 : モニターのまわりをちょろちょろ見てまわってから、千秋のところに戻ってきます。 染谷千冬 : 「……どう思う?」 染谷千秋 : その間に机の周りを見ています。 染谷千秋 : 「ん~……。誰かに閉じ込められたか?扉もないのにどうやって…」

そうあなた達が話していると、 モニターからジジッ、と電子音のようなものがした。

そのまま明朝体の黒文字が映し出される。 貴方達全員がそれを読み終えた頃、再び先程と同じ電子音と共に文の内容が切り替わる。 『対談』『鼎談』『座談』

『対談(たいだん)とは、”二人で向かい合って話し合うこと”』 『鼎談(ていだん)とは、”三人で向かい合って話し合うこと”』 『座談(ざだん)とは、”三人以上の何人かで向かい合って話し合うこと”』

『染谷千冬、染谷千秋はこれから此方が提供するテーマに合わせた対談を行います』

『全ての対談が終わり次第元の世界に戻る事が出来ます』 『虚偽の発言、対話の拒否が認められた場合。欠損程度の肉体的損傷が与えられます』

染谷千冬 : 「……」 染谷千秋 : (……クソ) 染谷千秋 : 「……欠損ね。物騒だな~」 染谷千秋 : 「にしても対談か~。何話すんだろ」 染谷千冬 : 「ちゃんと対談しなかったら身の危険がある……デスゲームは、あながち冗談じゃなかったみたいだな」 染谷千冬 : 「気になる点しかないが、……ただ、逆に言えば対談さえすれば無事だということか。別に千秋に嘘をついたり、言いたくなかったりするようなこともない」 染谷千秋 : (対談さえすりゃいいのか、それとも他に条件があるのか……、今の材料じゃ判断つかねーな) 染谷千秋 : 「そうだな~」 染谷千冬 : (……対談は『テーマ』に沿って行われる。どんなテーマかは想像つかないが……前の夢みたいな出来事について、聞かれることはない……と思いたい。そしてこの書き方なら、テーマ外のことなら嘘を言っても問題ないはず。……確証はないが) 染谷千冬 : 「ああ。千秋こそどうだ?」 染谷千秋 : (俺の目見て言えるか、って今の状況じゃ聞くに聞けないしな。迂闊なこと言わないようにしないと…) 染谷千秋 : 「俺も千冬に言えないことないよ~」

RPが一段落したら目星をどうぞ!

染谷千秋 : CCB<=75 【目星】 (1D100<=75) > 89 > 失敗 染谷千冬 : 「そうか」 染谷千冬 : (『テーマ』は……どこだ?) 染谷千冬 : CCB<=75 【目星】 (1D100<=75) > 59 > 成功

気付けばあなた達の手首に、小型の端末がつけられています。

染谷千冬 : 「……あ。千秋」 腕を上げて端末を見せます。 染谷千秋 : 「ん?……なんだこれ、」千冬の手をとります。 染谷千秋 : 「あれ、俺の手にもついてる」 染谷千秋 : 端末を確認します。 染谷千冬 : 端末を改めて見ます。

目星とアイデアどうぞ!

染谷千冬 : CCB<=80 【アイデア】 (1D100<=80) > 93 > 失敗 染谷千秋 : CCB<=85 【アイデア】 (1D100<=85) > 24 > 成功 染谷千秋 : CCB<=75 【目星】 (1D100<=75) > 28 > 成功 染谷千冬 : CCB<=75 【目星】 (1D100<=75) > 97 > 致命的失敗

目星成功:小型の端末が異様に手にそうようにできていることに気付きます。 アイデア成功:この小型の端末が肉体的損傷につながるものではないか、と思います。

染谷千秋 : 「わからねー」

千冬は次の判定-20でお願いします!

染谷千冬 : (……目が疲れてる) ごしごし擦ります。 染谷千秋 : 「疲れたか。こっち座りな~」千冬の手を引っ張って椅子に座らせます。 染谷千秋 : 「(文字表示させてる人間がいるってことだよな)おーい、聞こえてんのか」 染谷千秋 : 「聞こえてたら反応しろよ」モニターに向かって言います。

モニターに反応はありません。

染谷千秋 : 「……クソ、反応ねー」 染谷千冬 : 「……特にできることがない」 染谷千冬 : 「千秋も座ったらどうだ」 染谷千秋 : 「そうだな~」千冬と向かい合って座ります。

貴方達がそうしていると再び画面の文字が切り替わった。

『自己紹介をしてください』

『自己紹介:初めて会う人などに、姓名・職業などを述べ自分が何者であるかを説明すること。』

染谷千冬 : 「……切り替わったな」 染谷千秋 : 「だな~。……自己紹介する?」 染谷千冬 : 「染谷千冬。〇△建設専門学校一年。……染谷千秋の、兄だ」 テーブルに投げ出されている千秋の手に、自分の手を乗せて触れます。 染谷千秋 : 笑ってその手にキスをします。 「……18歳。◯△高等学校。ここに座ってる染谷千冬の弟」 染谷千秋 : 「名前は……染谷千春」 染谷千冬 : 「!?」

千秋がそう言うと、手の端末がバチッと音を立てます。 1ダメージを負ってください。

染谷千秋 : 「いって」 [ 染谷千秋 ] HP : 12 → 11 染谷千冬 : 「千秋!」 その場から立ち上がります。 染谷千冬 : 「……どうしてそんなことをした」 染谷千秋 : 「あ~、こんぐらいの嘘でも駄目なんだ」手をぶんぶん振ります。 染谷千秋 : 「肉体的損傷、ってどれぐらいかと思ってさ~。嘘の度合いで損傷度合い変わるかもしれないし、試しておきたかった。今後どう転ぶかわかんないしさ。びっくりさせてごめんな~」 染谷千秋 : 「ほら、座りな。大丈夫だから」千冬を座らせます。 染谷千冬 : 立ったまま続けます。 「……この件だけで試したところで対照実験すらできない。まだ少ない電流のようなもので済んだから良かったものの、どの程度の傷を負うか、その傷の大きさが何によって変化するか……嘘の度合いの他、テーマの種類、対談の段階……考えられる要因はいくらでもある。でも、俺たちには推測しようがない。……不用意なことはするな」 染谷千冬 : 「……曖昧な基準、調べようがないんだ。そもそも、嘘をつくことや黙ることをしなければいいだけの話だろう」 染谷千冬 : 「……体を欠損してでも、俺に言えないことがあるのか」 静かに怒っています。 染谷千秋 : 「……」 染谷千秋 : 「それもそうだな。ごめん。そんな深く考えてなかった」 染谷千秋 : 「千冬に言えないことはないよ」 染谷千秋 : (手の端末が肉体的損傷に関係してる……なら、痛みを与えるものか、最大でも手がなくなる程度だと思った。 俺はきっと嘘をつく。千冬もきっと、俺には言えない秘密を抱えている。 それがどの程度かわからないけど、千冬が嘘をつくリスクがあって、俺も必ず嘘をつくなら、俺が先に確認すべきだ。痛みの方なら我慢すればいいし、最悪手がなくなっても……端末は外せる) 染谷千冬 : 「……千秋がその考えに至らないのには違和感がある。言えないことがないなら試そうと思う理由もない」 染谷千冬 : 「……」 染谷千冬 : 「……隠し事をするなとか、そういうことが言いたいんじゃない。人によっては、言いたくないことだってあるだろう。ただ……自分の身を大事にしてほしい。必要以上のリスクを抱えないでほしい。千秋をそんな目に遭わせたくない」 染谷千秋 : 「うん。……心配したよな。ごめん」 「前に俺が夢見たって言っただろ?あの時色んなヤツから色んな指示が出されてさ、何を信じればいいかわからなかった。どっちが敵でどっちが味方なのか、言うことを聞いてみなきゃわからない。千冬が先に自己紹介したなら、俺が嘘つくことで対照実験になると思った。……もうしない。約束する。 少なくともあそこのモニターに書かれてることに従った方がいい、ってのはわかったから」 染谷千秋 : (こんぐらいの痛みならバレずに乗り越えれるな…)

千冬は1d18をふってください。

染谷千冬 : 「……」 染谷千冬 : 「……確かに、俺もモニターの情報を鵜呑みにしてしまっていた。その姿勢はよくなかったかもしれない。だが、疑心暗鬼になったところで、今の俺たちにできることは限られている。……状況に合った判断をしよう。約束だ」 染谷千冬 : 1d18 (1D18) > 7 染谷千秋 : 「ああ」

次に瞬きをした瞬間、貴方達それぞれの目の前で1人の名も知らぬ人間が地面に倒れ込んだ。 血なまぐさい鉄の錆びた匂いが鼻につく。

貴方達の足元には大量の死体が転がっている。 頭が潰れていたり、四肢が吹き飛んでいたり、体液を垂れ流していたり、様々な死に方をしている。

そして 千冬は鉄パイプを持ち、 千秋は包丁を持っている。

それぞれ、何かしらの凶器を握らされている。

先程倒れた目の前の人物達はそれぞれその凶器にそぐう死に方をしていた。 まるで、その人物を自分の手に握っている凶器で殺したようだった。 【SAN値チェック 1/1d4+1】

染谷千冬 : 1d100<=52 【SAN値チェック】 (1D100<=52) > 46 > 成功 染谷千秋 : 1d100<=80 【SAN値チェック】 (1D100<=80) > 71 > 成功 [ 染谷千冬 ] SAN : 52 → 51 [ 染谷千秋 ] SAN : 80 → 79

壁にはモニターが埋め込まれており、画面には文字が表示されていた。

『人の命を奪う事に罪悪感を抱きますか?』

染谷千秋 : 「!」 染谷千冬 : 「……何だ、これは」 染谷千秋 : 「……」包丁をその場に置きます。 染谷千秋 : 「悪趣味……、」 染谷千冬 : 「……趣味が悪い」 染谷千秋 : (答えたらなくなるのか……?これ……) 時間が巻き戻る前に千冬が自殺した姿、夢で自分が千冬を殺そうとしたことを暗に示されていると感じます。 染谷千秋 : 「……わからない。想像したくない」 染谷千冬 : (……『わからない』『想像したくない』という返事は、捉え方によっては質問への答えを黙っているとも考えられる。でも、この手首の機械は反応しない。……この答えは千秋にとって真摯な答えなのかもしれない。……前の夢の、俺に対しての話か? いや、その話はその日の朝、俺に謝りに来た時に話していた。この件ではない) 染谷千冬 : (……他に何かあるのか? でも、千秋にとっては話したくないどころか、考えたくないことなんだろうな。……あまり深堀りはしたくない。『対談』だから、どの程度会話が求められているのか、わからないが) 染谷千冬 : 「……俺は、ここに急に現れた死体については、罪悪感だとかは感じない。得体が知れないから。だが、そうではない人の命を奪うなら、罪悪感を感じるだろう」 染谷千冬 : 「その人が今まで築いてきた人生を俺の勝手な意志で摘み取るなら、それは罪に違いない……と思う」 染谷千冬 : (……千秋が苦しそうだからこれ以上聞きたくないが、この会話だけでこのテーマが終了できるとは思えない。もう少し……聞き方を……) 染谷千冬 : 「じゃあ、千秋。千秋がしかたのない理由で俺を殺したとしたら、どうだ。罪悪感を感じるか」 染谷千冬 : (……夢の中で俺を殺そうとしたことについては、千秋が話してくれた内容だ。だから、千秋にとって問題はないはず……) 染谷千秋 : 「感じるに決まってる。どんな理由であっても」 染谷千冬 : 「じゃあ千秋も、人の命を奪う事に罪悪感を感じる、ということだ。……俺じゃなくても、きっと一緒だ」 染谷千秋 : 「……、……どうかな~」 染谷千秋 : 「俺は千冬一筋だから、千冬以外には案外なんとも思わないかも」 染谷千冬 : 「……俺以外、か。でも確かに、俺も人間以外の……虫だとかを殺す時には、別に罪悪感なんてない。その境界は何だろうな」 染谷千冬 : 「……ただ……少しテーマから逸れてしまうかもしれないが……命を奪った時に持つ感情が、罪悪感という言葉で綺麗に表現できるものとは限らない。後悔、使命、正義とか……そういうのが混ざってたら、確かに『わからない』が正解なのかもしれないな」 染谷千冬 : 「……千秋」 汚れた手が千秋の服を汚さないように気をつけながら、千秋の腰に手を回します。 染谷千秋 : 「俺はそこに情があるかないか、だと思ってる。殺す対象を想えるかどうか、……想う余地があるのかが関係してるって思う」 「……そうだな~。罪悪感って言っても一概には言えないよな。 ……大義がある時、人は罪悪感を感じる暇さえなくなる。だから残酷になれるんじゃないか」 染谷千秋 : 「ん?」微笑んでその手をとります。 染谷千冬 : 「抱きしめたいと思った」 染谷千秋 : 「汚れなんて気にしなくていいよ」笑って千冬を抱きしめます。 染谷千冬 : 「気にする。……手が汚れてなければ、髪を撫でて、頬を引き寄せて、キスができるのに」 染谷千冬 : 「……でも、汚したくないから」 染谷千冬 : 「洗濯も大変だ」 染谷千秋 : 「気にしないでいいのに。俺やるし」 染谷千秋 : 「……じゃ、こうしようぜ」千冬の両手を握って壁に押し付けます。そのままキスをします。 染谷千冬 : 目を閉じて受け入れます。 染谷千秋 : 何度もキスします。髪に、頬に、耳に、唇に。 染谷千秋 : 「満足した?」 染谷千冬 : 「……もっと」 染谷千秋 : 笑ってもう一度キスします。 「続きは帰ってからな」 染谷千冬 : 「しかたないな」 染谷千秋 : 「……」その頬にもう一度キスします。

次のシーンで刺される側を決めます。 1が千冬、2が千秋です。 s1d2 (1D2) > 1 そうして口付けをしていると、気付けばそこは家庭的なリビングルームだった。 キッチンと繋がるダイニング、犬用のペットシーツや餌入れがあり、ベビーベッドも置かれている。 キッチンテーブルの上には温かいご馳走があった。 だが、次の瞬間、それらは全て一変した。 ベビーベッドは横倒しになり、温かい料理は殆どが地面に叩きつけられ食器が割れ、優しい色の絨毯や壁紙は血で染まってしまっている。 部屋を照らす照明がチカチカと不規則に点滅する。

そして、千秋は包丁を握り締めていた。 千冬は腹部と胸部の数箇所にべっとりと赤い血が付いている、傷こそはついてはいないものの、確かな鉄臭さが貴方達の鼻を襲うだろう。

傍からみれば、まるで事件の被害者と加害者のようだ。 【SAN値チェック 0/1d2】

染谷千秋 : 1d100<=79 【SAN値チェック】 (1D100<=79) > 91 > 失敗 染谷千秋 : 1d2 (1D2) > 1 染谷千冬 : 1d100<=51 【SAN値チェック】 (1D100<=51) > 64 > 失敗 染谷千冬 : 1d2 (1D2) > 1 [ 染谷千秋 ] SAN : 79 → 78 [ 染谷千冬 ] SAN : 51 → 50 染谷千秋 : 「……、…………」 染谷千冬 : 「…………」 包丁を落とします。

テレビの画面に文章が映し出される。 『やられた事をやり返すのは悪いことなのか』

染谷千冬 : (…………まずい、似ている、あの時の状況に) 染谷千秋 : 「……」千冬を観察します。 染谷千冬 : 「……俺は平気だ」

千秋は目星/2をお願いします!

染谷千秋 : ccb38 (1D100) > 86

千冬はただ目の前の千秋を心配しているようです。

染谷千冬 : 「……千秋、千秋。大丈夫か」 染谷千秋 : 「……っ」 染谷千秋 : 「悪い……大丈夫、」 染谷千秋 : 「……それより質問に答えようぜ」早く別のところに行きたいです。 染谷千冬 : 千秋が別のところに行きたがってることがわかるかアイデア! 染谷千冬 : CCB<=80 【アイデア】 (1D100<=80) > 92 > 失敗

千秋は一瞬動揺していましたが、それ以降は普通に見えます。

染谷千秋 : 「やられた事をやり返すのは悪いことなのか、か……。俺は悪いこととは思わない」 染谷千冬 : (……千秋は平然としてるように見えるが……さっきも様子がおかしかった。この場所は、思った以上に千秋に負担をかけるのかもしれない。早く出るに越したことはない……。そのために、ちゃんと答えないと……) 染谷千冬 : 「……」少し思考します。 染谷千冬 : 「……俺は良くないと思う。どうして千秋はそう思うんだ?」 染谷千秋 : 「内容にもよると思う。……けど、テレビの内容からして、危害を加えることだったり悪事を働くことだよな?一方的にやられっぱなしだと、相手に抵抗しないと思われる。それで行為がエスカレートすることもあると思う。どこかでやられる側にも力があることを見せなきゃだめなんだ。抑止力がないと、ずっとナメられる。ずっと苦しみが続く。そんなの不公平だ」 染谷千秋 : 「目には目を、歯には歯を、だ。 やるならやる側もそれ相応の覚悟をもつべきだ、と思う。 ……そして悪いことをしたやつは然るべき場所に……、地獄に落ちるべきだ。そのためなら力を行使してもいいと思う。だから俺は悪いことだとは思わない」 染谷千秋 : (……そうだ。千冬がそうだった。やられてもやり返さない。辛いはずなのに、表に出さない。だから調子に乗る馬鹿が出てくる。千冬にならやってもいいと思うんだ。 ……そんなの駄目だ。俺が許さない。 千冬に手を出したやつには報いを受けてもらう。自分がどれだけ愚かなことをしたかを理解してもらう。二度と千冬に手を出さないように。二度と近寄れないように。……そのために俺はずっと……、) 染谷千冬 : 「……そうか」 染谷千冬 : 「……」 染谷千冬 : 「……綺麗事かもしれないが……同じことをやり返していたら、相手と同じだ。自分がされたくなかったことを人にするべきじゃない。……そんなことしていたら、今度は恨まれるのは自分で、繰り返してしまう。もちろん、反抗が必要になることもあるだろう。でも、最低限だ。やり返す以外に、他の方法を探したい」 染谷千冬 : 「……確かに世の中には裁かれるべき人が裁かれないで、不当な人物が損をすることがある。でも……人は人を裁けない。私刑は真っ当な基準を保てない。それは結局のところただの暴力で、恐怖から生まれた委縮は人のためにならない」 染谷千冬 : (……やり返すなんてことは思考の停滞だ。根本の解決にならない。そんな方法で、本当に満足できるのか? 俺はそうは思わない。きっとその人の目的自体は、他の望みのはずだ。俺は希望があるうちはその方法を諦めたくない。俺は……正しいと胸張って言える自分でいたい) 染谷千秋 : 「そんなことないよ。それに救われる人間だっている。 ……千冬の考え方は、大局的に見たら正しいと思う。 人が人を抑えつけるには限界があるから。 抑圧され続けた人間は何をするかわからない。 力で抑えつけるより、方向転換させてあげた方がいいんだろう」 染谷千秋 : 「でも……、だからって、大事な人が苦しんでる時に側で見てるだけなんて……俺にはできない」 染谷千秋 : 「恨まれてもいいよ。それで大事なものを守れるのなら。

それが暴力による萎縮であろうと、利用するための媚びだろうと、興味本位の干渉だろうと、……俺は俺の目的を果たせるならなんだっていい」 早くこの場所を離れたいのでとりあえず喋り続けます。 染谷千秋 : 「だから、──……(……しゃべりすぎた)」黙ります。 染谷千秋 : 「……いや、違う。 ……だから、どうしようもない時もあるから、一概には悪いことだとは思わない、……ってだけ」 染谷千冬 : 「俺の目的……?」 染谷千秋 : 「……」黙ります。

黙り込んだ千秋の手の端末が起動しました。 1ダメージを負ってください。 肌が焼ける匂いがします。

[ 染谷千秋 ] HP : 11 → 10 染谷千冬 : 「……千秋っ!? ごめん、俺、余計なことを聞いた。大丈夫か、手は、……」 染谷千秋 : 「大丈夫、痛くないよ~」手をふります。 染谷千秋 : 「やり返したい時ってこと~、一方的にやられたらムカつくだろ?」 染谷千冬 : (……俺のせいだ、千秋にこれ以上聞くべきじゃなかった。俺の不注意だ、俺が千秋を傷つけた……!) 染谷千冬 : 「…………っ」しばらく硬直していましたが、我に返って答えます。 染谷千冬 : 「……俺は、そうは思わない…………」 染谷千秋 : 「……大丈夫、な」 端末のついた手で千冬の頬を撫でます 染谷千冬 : (……俺が千秋に支えられてたらだめだ) 「……ああ。ごめん」

そうしてあなた達が無言でいると、瞬きの間にまた光景が変わった。

天井から黒い幕の垂れ下がっているだけの、他には何も無い薄暗い空間だ。 お互いや自分の輪郭も朧気だが、暫くすれば目が慣れてお互いを認識できるだろう。 幕の隙間から光が漏れている。 それを捲るとモニターがあり文章が表示されていた。 『貴方にとっての幸せとは』

染谷千秋 : 「千冬が幸せで、そんな千冬と一緒にいること」 染谷千冬 : 想像もできなかった文章に固まっていましたが、千秋の言葉を聞いて続きます。 染谷千冬 : 「……千秋の隣にいられること。もちろん、千秋が幸せなことが大前提だ」 染谷千冬 : 「……俺は今幸せだ。ありがとう、千秋」 染谷千秋 : 「俺も幸せ」千冬の頬にキスをします。 染谷千秋 : (こんな場所じゃなかったらな~)と名残惜しく思いながら唇を離します。 染谷千冬 : 「……俺もしたい」 千秋の頬に口づけします。 染谷千秋 : 「ん、……はは」くすぐったそうに笑います。 染谷千冬 : (……早く、千秋といつもの日常を過ごしたい) 染谷千冬 : 1d18 (1D18) > 13

あなた達が話していると、また空間が変わった。 そこは真っ暗な空間だった。 互いの輪郭だけがハッキリしている事が分かった。 どうやら床は水浸しで、動けばぱちゃぱちゃと音が響く。

ふと足元を見れば、跳ねた水が靴や服にかかり、それが真っ赤な色をしていたことを理解した。 壁はモニターが埋め込まれており、画面に文章が表示されている。

『もしも1人だけ、1度だけ、誰にでも会えるとしたら、誰に会いたいですか?』 『何故、その人に会いたいですか?』

染谷千秋 : (……、千冬は……母さんかもな……)千冬の答えを待ちながら黙ります。 染谷千冬 : (……) 染谷千冬 : 「………………徳川家康?」とても真剣に考えました。 染谷千秋 : 吹き出します。 染谷千秋 : 声もなく笑います。 染谷千冬 : 「……笑ってるだろ」 染谷千秋 : 「ごめ…、ふっ、予想外で……、はは」 染谷千秋 : 「なんで徳川家康なの?」ちょっとニヤニヤしながら聞きます。 染谷千冬 : 「戦国時代の中では結構好きだ。人質として扱われてた時代から、大器晩成して天下を取った努力家なところが。初代将軍として築いた伝説について、話を聞けたら面白いだろうなって思ったんだ……」 染谷千秋 : 「はは、そっか、ははは」 染谷千秋 : 「その時俺も話に混ぜてよ、はは」まだ笑ってます。 染谷千冬 : 「叶うわけないだろ。なんか、あまり思い浮かばなかった。……千秋は?」 染谷千秋 : 「残念。俺はアキって人かなあ~」少し笑いながら言います。 染谷千冬 : 「……俺の知ってる人か?」 さっきのことを思い出して、答えやすいように言い方をぼかします。 染谷千秋 : 「そ~、名前似てるから気になって」 染谷千冬 : (違うかもしれない、と思って聞いたが、俺と同クラスの『アキ』か。……千秋にこの名前出したことあったか?) 染谷千冬 : 「……確かに少し、似てるところがあるかもしれないな。じゃあ今度、千秋が会いたがってるって話してみる」 染谷千秋 : 「さんきゅ~。楽しみにしてる」 染谷千冬 : 「ああ」

そしてまた空間が変わった。 くまのテディベア、ねこのぬいぐるみ、可愛らしいドレスを着せられた人の形を模したもの。 たくさんの人形が転がっている部屋だった。

中央にふたつ机があり、片方の机には、ありとあらゆる刃物と鈍器が置かれている。 もう片方の机には、天板にモニターが埋め込まれていて、文章が表示されている。

『絶対に許せないことはなんですか』 『許せないそれを、どうしたいですか』

染谷千冬 : (許せないこと……)意識したことのない問いだったため、少し考えこみます。 染谷千冬 : 「……」 染谷千冬 : 「千秋のことを傷つける人間は、許せない」 染谷千冬 : 「でも、もしそういう人間がいたとして……どうかしようとは思わない。……態度を改めて、千秋にしたことを反省してほしいと思うが、たぶん難しいから」 染谷千冬 : 「わかり合えない人間はいるから……そういう時、その人間から千秋を守りたい。千秋を連れて逃げる」 染谷千冬 : 「……こんなところか。少し話が逸れたが……」 染谷千秋 : 千冬の答えを愛おしく思います。 千冬の頬にキスをします。 染谷千秋 : 「俺も」 染谷千秋 : 「……、俺は千冬が幸せじゃないことが許せない」 染谷千秋 : 「楽しいことを増やして、苦しいことを減らしたい」 染谷千秋 : 「千冬に笑っててほしいから(……、幸せになれない原因があれば排除する)」 染谷千冬 : 「……」 染谷千冬 : 「……俺の幸せは俺で考える」 染谷千冬 : (から、千秋は俺のことを心配する必要はない。自分のことに気を配ってほしい) 染谷千秋 : 言葉の裏を読み取れるかアイデア振ります! 染谷千秋 : CCB<=85 【アイデア】 (1D100<=85) > 80 > 成功 染谷千秋 : 「はいはーい……」 染谷千秋 : 「……、俺も千冬が傷つくことが許せないよ。傷つくことがあったら、その原因をどうにかしたいと思う」 染谷千冬 : 「いい。千秋に世話をかけさせたくない」 染谷千秋 : 「……千冬が俺を守りたいように、俺だって千冬のこと守りたいと思ってる」 ちょっとむっとします。 染谷千秋 : 「世話、とかじゃない。……大事な人のために何かしたいって思うのは、普通のことだろ?」 染谷千冬 : 「……」 染谷千冬 : 「……そうだな。でも、俺は大丈夫だ。俺が困ることにおいて……千秋の手を借りる必要はない」 染谷千冬 : 「……俺も……千秋のことを信用してるから、きっと大丈夫だろうと思っている」 染谷千冬 : 「……でも、ありがとう」 染谷千秋 : 「……、ああ」

そうして、一瞬目眩が起こる。 次に現れたのは美術館の様な場所だった。 広々とした空間に豪華な照明、貴方が一歩歩けば静かな空間に足音が響くだろう。 様々な絵や彫刻が展示されている。

だがそのどれもは世間一般的に展示されるような作品では無かった。

蟲に抱かれる男の写真、手を繋いで階段から飛び降りる双子の少女の絵、綺麗な箱に詰められた臓物、皮膚の下に虫が這い回る胎児の彫刻

様々なものもあるが、基本的には「普通なら”異常”と呼ばれるようなもの」ばかりが其処にあった。 作品の一つがモニター画面になっていた。 文字が表示されている。

『あなたは何をもってして物事を”異常”と呼ぶ?』

染谷千秋 : 「趣味悪~」絵を見て言います。 染谷千冬 : 「俺が……か」考えこみます。 染谷千秋 : 「それを受け入れられることができなかった時、俺は異常だ……と思う。普段と違うことがあっても、それを受け入れることができるなら、俺は異常とは呼ばない」 染谷千冬 : 「法や倫理から外れている、元の状態や理想の状態から逸脱している、不具合が生じている……そういう時を、異常と呼ぶんだと思う」 染谷千冬 : 「でも、『俺』は……そういう状態なら全て異常、とは限らないと思う。今のは、他の基準や他者の価値観から評価されるものだから、それが欠けている時には、主観によって変わる」 染谷千冬 : (俺は、千秋……弟のことが好きな自分を異常だと思っていた。でも、千秋も俺のことが好きで、千秋は俺に想いを伝えてくれた。最初は、本当にいいのか、許されていいのかと不安だったが……千秋と過ごしていて、俺と千秋の二人の間に、世や他人の価値観なんて関係ないってわかった。そう千秋が教えてくれた。……だから、俺たちは異常じゃない) 染谷千秋 : (異常、か。そういえば、何かを異常だと感じたことないな……) 染谷千秋 : (一般的にみた時、俺たちは異常者に分類されるんだろう。 男同士で、血の繋がった兄弟なのに、兄弟以上の感情を抱えて、セックスをしている。あり得ないことだ) 染谷千秋 : (はは!同性愛に近親相姦、なんて聞いただけでぶっ倒れる人間もいるだろうな) 染谷千秋 : (……でも、異常と評されても、俺はそれでいい。どうでもいい。周りの意見なんて関係ない。これが俺達にとっての普通だから) 染谷千秋 : 「主観って?」 染谷千秋 : (……個人で見た時も、千冬とは違って、俺は異常なんだろうと思う。 人と感じ方が違うから。 人が笑ってる時に何も思わない、なんてザラにある。何もかもつまらないし、心底どうでもいいと思う。千冬に関係すること以外は。 ……俺は、千冬の側にいる時だけ、自分にも心があるんだと感じる) 千冬の手を握ります。 染谷千冬 : 「……秩序がない時の犯罪者、使用者がいない時の部品、他者がいない時の記憶喪失、……俺たち兄弟の関係において、千秋と俺。その問題が他に関与しない時は、主観によって決まり、異常とは言えない」 染谷千冬 : 手を握り返します。 染谷千秋 : (なら、『前の俺』は──) 染谷千秋 : 「……」 染谷千秋 : 「……そうだな」

そしてまた視界が暗転した。

からん。 氷が溶け、グラスにぶつかる音が響く。

全員、自分がグラスを片手に持っている事に気が付くだろう。中には適量の酒が注がれている。

カウンターの奥や机には大量の酒とグラスが並べられている。夜の安い酒場といったイメージの場所だった。 やけに騒がしいと思う事だろう、それもその筈、ここには男性から女性まで大勢の人々が居る。

彼等は貴方達に全く干渉せず 話し掛けても応えないだろう。各々好きなように飲ん駄弁っておりこの部屋は喧騒に包まれている。 にも関わらず貴方達が口を開けば互いの声ははっきりと耳に届く事が分かった。 壁の一面にはモニターがかかっており、文章が表示されている

『貴方は何故生きている、何の為に生きている』

染谷千秋 : グラスにある酒を飲みます。喉が渇いたので 染谷千秋 : 「あまい」 染谷千冬 : 「……ほどほどにしろ」 染谷千秋 : 「喉乾いた。千冬は大丈夫か? ……これ酒だから他に飲み物探した方がいいかも」 染谷千秋 : お茶を探します。 染谷千冬 : 「いい。喉は渇いていない」 染谷千秋 : 「そう?」探すのをやめて、近くにあった酒を追加で飲みます。 染谷千秋 : 「美味いよ」飲み終えてグラスを置きます。 染谷千冬 : 「……」 その場から動いて自分のコップの酒を捨てて洗い、水を注ぎます。 染谷千冬 : 「飲め」千秋の前に差し出します。 「酒は一気に煽るものじゃない。し、喉を潤すのにも向かないだろう」 染谷千秋 : 「ん。さんきゅ~」注意されても酒を飲んでいたため、純粋に心配されて拍子抜けします。少しバツが悪いので素直に水を受け取ります。 染谷千秋 : 「……俺は自分の幸せのために生きてる」水を飲みながら答えます。 (笑う千冬の隣にいるために、生きてる) 染谷千冬 : 「良いな」 染谷千秋 : 「だろ?」 染谷千冬 : 「千秋の幸せが一番だ」 染谷千秋 : 「……」千冬の頭をわしゃわしゃ撫でます。 染谷千冬 : 嬉しそうに撫でられています。 染谷千秋 : 「千冬は?」千冬に触れながら聞きます。 染谷千冬 : 「……生まれたから生きている。そして、幸せになるため、幸せを続けるために生きている」 (俺は今、幸せだ。千秋がそばにいるから) 染谷千秋 : 「俺と一緒ってこと?」千冬の手に指を絡めてぷらぷらさせます。 染谷千冬 : 「……これは、俺が思う一般論だ。そして俺の場合……今の俺の幸せは、千秋のそばにいること、だ。そして、これからも千秋と一緒にいたいから生きる。……俺と一緒か?」 染谷千秋 : 「うん、……一緒」笑って千冬の側に寄ります。 染谷千秋 : 「すげー触りたくなってきた」千冬を抱きしめます。 染谷千冬 : 「……だからといって、千秋が俺を必要としなくなった時は、気にしなくていい」 抱きしめ返します。 染谷千冬 : (……千秋から告白されてしばらくは俺のことはいつ切り捨てられてもいいって、そう思ってた。でも、今は……その気持ちは変わっていないけど、千秋からの想いをじゅうぶんに分かってる。だから俺も簡単に、諦めていない) 染谷千秋 : 千冬の冗談を見抜けるかアイデアロール! 染谷千秋 : CCB<=85 【アイデア】 (1D100<=85) > 6 > スペシャル 染谷千秋 : 「……そんなことないって分かってて言ってるな~」千冬の首筋に顔を埋めてキスします。 染谷千秋 : 「わるいやつめ」 頬をむにります。 染谷千冬 : 「む……」 染谷千冬 : 「……千秋は俺のことが好きだからな」 染谷千秋 : 「そうですよ~」 染谷千秋 : 「千冬、好き」千冬にキスします。 染谷千冬 : 「……俺もだ」そう答えたあと、千冬からも深く、千秋にキスをします。

────貴方達は硝子張りの地面の上に立っていた。 下では二分割された別世界が広がっている。

片側では、誰が想像したのか”天国”とイメージされたような世界だ。 柔らかで神々しい光が溢れ花畑の中で誰も彼もが幸せそうに笑っている。 中には性別が分からない容姿の者もいる。 それらは白く柔らかな翼を持ち頭上に光輪を光らせ慈愛に満ちた笑顔を浮かべて優しく人間の手を引いている。 一般的に多くイメージされている天使の姿だろうか?

片側では、誰が想像したのか”地獄”とイメージされたような世界が広がっている。 貴方達が立っているそこよりも更に深い闇の中で、角を生やし鋭い牙と鉤爪を光らせ悪魔の様な羽を持つ恐ろしい形相をした化け物が多くの人間を襲っていた。 見ていれば、襲われている人間の1人が貴方達に向かって懇願するような表情で手を伸ばし、硝子越しにすがり付こうとしてくる。だが次の瞬間、異様なまでに大きな黒い手が深淵から伸び、その人間を掌に包み込む。硝子に隔てられて聞こえない筈なのに、

こきゅ ぱき

そんな音が耳に響いた様な気がした。

【SAN値チェック 0/1d3】

染谷千秋 : 1d100<=78 【SAN値チェック】 (1D100<=78) > 46 > 成功 染谷千冬 : 1d100<=50 【SAN値チェック】 (1D100<=50) > 50 > 成功

天国と地獄の狭間に立っている貴方達の隣には、1枚のモニターがあり以下の文章が表示されていた。

『天国や地獄は存在するのか』 『存在するならば、貴方は自分が何方に行けると思うのか』

染谷千冬 : (……『地獄』か。俺たちのことをよく知っているみたいだな) 「……酷い光景だ」 染谷千秋 : 「あんまそっち見んな」千冬を引っ張って天国側に寄せます。 染谷千秋 : 「存在しない。そうと思ってた……けど、ここ最近変なことに巻き込まれてるしな……。わからない。あってもおかしくないと思うぜ~」 染谷千秋 : 「地獄!善行積んでないしな~」 染谷千冬 : (あまり聞くと、きっと千秋は答えられない。けど、……) 染谷千冬 : 「俺は天国へ行けるような人間でありたいと思う。……でも千秋がもし地獄に行くなら、俺も地獄に行きたい」 染谷千冬 : 「……まあ、天国と地獄を、信じてはいないが」 染谷千秋 : 「ついてこなくていーよ。千冬には天国が似合ってるって~」 染谷千冬 : 「……千秋が地獄に行くなら、俺もその苦しみを理解したい。千秋と分け合いたい。それに、そのほうが千秋も寂しくない」 染谷千秋 : 「たしかに、千冬が居てくれたら嬉しいけどさ~。俺のせいで千冬が地獄に落ちるのは……ごめんだ。きっと耐えられない」 染谷千秋 : 「だから、いい。俺と地獄に落ちないで」 染谷千冬 : 「耐えろ。……俺は千秋と一緒にいることが幸せなんだ。そこが地獄でも」 染谷千冬 : 「……だから、地獄に行かないように頑張ってくれ」 染谷千秋 : 「……、」(あの時俺が言った言葉と同じだ) 染谷千秋 : 「……」千冬が自分と同じ感情で嬉しく思います。 染谷千秋 : 「……善処する」 染谷千冬 : 「ああ」

────暗転。 次の空間は一際滅茶苦茶だった。 キリストの銅像、酒瓶、煙草、麻薬、パチンコ台、性的グッズ、スマートフォン…様々なものが机の上に置かれていたり、地面に散らばっていたり、壁に立て掛けられている。 壁にはモニターが埋め込まれており、文章が表示されている。

『一部の人間は、何故何かに依存しなければ生きられないのか』 『あなたが依存しているものは存在するか』

そして小さく補足が記載されている。 『「依存」とは、他人や組織、モノに愛情や支持、保護、援助を求め、それがなくては生きていけない状態であり、行為や思考のコントロール障害といわれている』

染谷千秋 : 「……そういえば、空間が切り替わった時に酔ってる感覚が消えた」 染谷千秋 : 空間が切り替わるたびに、身体に起きた変化がリセットされるのだろうか?と思って腕を見ます。

特に変化はありません。

染谷千秋 : 「へ~、色々あるな」道具を触ります。 染谷千冬 : 「……俺たちの感覚も左右できるのか。一体何なんだ、この空間は」 染谷千秋 : せっかくだし麻薬打ってみようかな、と思って麻薬類を手に取ります。 染谷千冬 : 「触るな」麻薬に触れた千秋の腕をつかんで止めます。 染谷千秋 : 「大丈夫だって~。打たないよ。手にとってみるだけ~」麻薬から手を離します。 染谷千秋 : 「見て。エグいのある」30cmのディルドを手にとります。 染谷千冬 : 「……この部屋は、依存に関係するようなものを置いているんだろう。物に触った時、俺たちの感覚に対して何か操作される可能性だってある。不用意に物を触るな」 千秋が手に取ったディルドを奪って、元の場所に戻します。千秋が余計な物を触らないか、千秋のほうに向きなおります。 染谷千秋 : 「……はーい」大人しく下がります。 染谷千冬 : 「……テーマに答えよう。どんな部屋でも、長居はしたくない」 染谷千冬 : (…………依存か)長考します。 染谷千冬 : 「……人は、依存しないと生きていけない。依存というか……関わり合うことで、自分というものが確かになるから、必要な過程なんだ」 染谷千冬 : 「でも、きっとこの文に含まれている『一部の人間は』っていう言い方は……それが極端な人のことを指すんだろう。数少ない依存先しかないから、それでしか自己形成できない。それからしか、自分に価値を与えられないんだ。だからそれだけに縋って、より依存してしまう……と、俺は考える」 染谷千冬 : 「だから俺は……俺が依存してるものは、あるとも言えるし、極端な依存という点では、ないと言える」 染谷千秋 : 「そういう奴らは、生きる軸を自分じゃなくて、別の場所に置いているからなんだと思う。自分のことなんかどうでもよくて、それ以上に手に入れたいものがあるんじゃねーかな」 染谷千秋 : (……このモニターの注意書きからして、見返りを求める依存を指してる。なら……) 染谷千秋 : 「俺は特にないな~」 染谷千秋 : 「でも千冬がいなくなったら寂しくて死んじゃうかもな?」 染谷千冬 : 「死ぬな」 染谷千秋 : 「冗談だって~」 染谷千冬 : 「ならいい」

突然、割れるような頭痛が探索者を襲う。

思わず目を閉じれば、探索者の脳裏に突然、”何か”が流れ込んできた。

あの日見た景色 あの日聞いた音 あの日出会った人 あの日起きた事

人生の全てとまではいかないが、特に気にも留めていなかった出来事や楽しかった出来事、記憶に真新しい出来事、忘れようと蓋を閉めていた出来事が、自分の中に残されている多々ある”過去”の情報が、強引に貴方の中から引き摺り起こされる。 流れ込むそれは膨大な情報量だが、何故だか貴方の思考は嫌にハッキリとしていて、その一つ一つに思いを馳せる事が出来る。 記憶だけではなく、その時の感情までもを呼び起こされた様だ。 【SAN値チェック 1/1d4】

染谷千冬 : 1d100<=50 【SAN値チェック】 (1D100<=50) > 52 > 失敗 染谷千冬 : 1d4 (1D4) > 3 [ 染谷千冬 ] SAN : 50 → 47 染谷千秋 : 1d100<=78 【SAN値チェック】 (1D100<=78) > 40 > 成功 [ 染谷千秋 ] SAN : 78 → 77

自分にとって体感で、どれ程長い時間が経ったのだろう。気がつけばそこは真っ白な部屋の中で立ち尽くしていた。

壁の一面には大きなモニターがかかっており、文章が表示されている。 『あなたのいちばんこわかったものは?』 『なぜ、それがこわいのだと感じますか?』

染谷千秋 : 「……」 染谷千冬 : 「……っ、は、え……?」 染谷千秋 : 日記を使う前の事を事実として思い出します。また、1年前からの記憶、母を殺したこと含めて全て思い出します。 SAN値チェック自動失敗でいいです() 染谷千秋 : 1d4 (1D4) > 1 [ 染谷千秋 ] SAN : 77 → 76 染谷千冬 : 「……母親が、いる。俺の、知らない記憶が、な、何が……?」 染谷千秋 : 「……」千冬の方を呆然と見ます。 染谷千秋 : 千冬に目星!様子を分かる範囲で 染谷千秋 : CCB<=75 【目星】 (1D100<=75) > 9 > スペシャル 染谷千秋 : 「……」何も言えずに黙ります。 染谷千冬 : この記憶と実際の情報の差について、原因を考えることができないか、このような不可思議な事象によって消えたかをアイデア 染谷千冬 : CCB<=80 【アイデア】 (1D100<=80) > 2 > 決定的成功/スペシャル

千秋 - 目星 > 現在の記憶と母親が存在している過去の情報の差に混乱はしているようですが、取り乱すこともなく落ち着いています。

染谷千冬 : (……記憶と過去の情報の差が生まれているのは一年前、千秋が告白をしてきた日だ。もしかして、最近起こっているような不可思議な出来事が、一年前にもあった? それによって、俺の母親の記憶が消されている……?) 染谷千冬 : (……それなら、千秋は何かを知っている可能性が高い……) わかる範囲で千秋の様子を見ます。目星。

目星どうぞ!

染谷千冬 : CCB<=75 【目星】 (1D100<=75) > 52 > 成功

千冬 - 目星 > 記憶を取り戻した際、一度千冬の方を見ましたがそれ以降俯いて目を伏せています。何かを諦めた様子です。微動だにせず、黙り込んでいます。

染谷千冬 : (この様子は……千秋の『怖かったもの』と、『一年前の出来事』、それらが関係しているのかどうかはわからないが、どちらかについては言えないことがあるんだろう。でもそれがテーマに関わることだった場合、それじゃ困る。千秋の体が……っ!) 染谷千冬 : (どうにかして、『対談』としての形を成せる程度には話してもらわないと……対談が終わらないと元の場所に戻れないんだ……ひとまず、自分のほうから伝えよう。俺の怖かったもの……) 染谷千冬 : (――ああ、……。言い方を、考えよう……) 染谷千冬 : 「……俺の怖かったものは……夢の話なんだが、千秋が千秋じゃなくなる夢、千秋が死んでしまうかもしれない夢だった。俺が、何もできずに千秋を見殺しにしてしまうんじゃないかと思うと、とても怖かった……。俺は、千秋を失うことが一番嫌だ」 染谷千冬 : 「……なあ千秋、きっと千秋は言いたくないと思う。でもお願いだ。『対談』をしないと、ここから出られない。千秋が何を言っても受けとめるから、言ってくれ。俺は元の場所に帰りたい。千秋と一緒に生きたい」 染谷千秋 : 「……」 染谷千秋 : 「……そうだな。帰らないとな……」 染谷千秋 : 「……」 染谷千冬 : 「……」 千秋の次の言葉を、手首の機械が発動しないまでなら待ちます。

千秋のSANC振り直しで!SAN値をへらす前にもどして振り直してください。 1d6/1d10

[ 染谷千秋 ] SAN : 76 → 78 染谷千秋 : 1d100<=78 【SAN値チェック】 (1D100<=78) > 37 > 成功 染谷千秋 : 1d6 (1D6) > 3 [ 染谷千秋 ] SAN : 78 → 75 染谷千秋 : 「俺の怖かったものは、……」 染谷千秋 : 「……」黙ります。

千秋の端末が起動します。 千秋は1ダメージ負ってください。

[ 染谷千秋 ] HP : 10 → 9 染谷千冬 : 「千秋!!」 染谷千秋 : 「悪い。今言う。言うから……」 染谷千秋 : 更に黙るのか言うのかPOW*2します! 染谷千秋 : CCB<=32 (1D100<=32) > 7 > 成功 染谷千秋 : 「俺が怖かったことは、……俺の目の前で千冬が……自殺したこと」 染谷千秋 : 「千冬がいなくなるのが怖かった。もう千冬と話せないと思った。千冬に好きだと伝えることもできなくなって、千冬が笑うこともない。……それが怖かった。千冬の側にいれなければ、生きる意味なんてないのに。……なのに、そんな俺のために千冬が死ぬのが嫌だった」 一息で話し、そのまま黙ります。 染谷千冬 : (自殺……あの、日本家屋での話か……? いや、そもそも殺そうとしてきたのは千秋だ。それが操られていた結果だったとしても……千秋が言っていることと、微妙に噛み合わない。それに、言えないというほどのことでもない気がする。他に何か、隠している……) 染谷千冬 : 「……」千秋の頭を撫でます。 染谷千秋 : 「……」千冬を抱きしめます。 染谷千冬 : 「……俺はここにいる。怖がらなくていい」 染谷千冬 : 「……この対談は終わりだ。場所を変えてくれ」 この空間に向かって言います。

千冬の声が空間に響きます。 眼の前の光景が変わることはありません。

染谷千冬 : 「……なんで。俺たちは言ったのに、まだ足りないのか……?」 染谷千冬 : (夢について、もっと具体的に話さなければいけないのか……?) 染谷千秋 : 「……。なあ。もう死のうとすんなよ」千冬を抱きしめたまま言います。 染谷千秋 : 「俺のために、自分の命を使わないでくれ」 染谷千冬 : 「……簡単に自分の命を使うつもりはない」 染谷千秋 : 「なら、もし俺がダメになっても見捨ててよ。千冬は自分のことだけ考えて。……お願い」 染谷千冬 : 「嫌だ」 染谷千秋 : 「っ……」 染谷千秋 : 「……。言う事聞けよ」 染谷千冬 : 「千秋のことを見捨てられるわけがない。千秋と二人で生きる方法を探す」 染谷千秋 : 「…………ふざけんな」 染谷千秋 : 「二人で、なんて嘘つくなよ!俺だけだろ!」 染谷千秋 : 「千冬は……『前』もそうだった!俺に何も言わずに一人で結論だして、最初から死ぬ覚悟を決めたんだ。俺を救うために!」 染谷千秋 : 「デートだなんて言って浮かれてたのは俺だけだった。……馬鹿みたいだよな!俺は何も知らずに、千冬が死ぬ覚悟を決めてる横で、能天気に笑ってた。千冬が苦しんでる横で、何も出来なかった!明日は千冬と何しようかな、なんて考えてたんだ!」 染谷千秋 : 「夢の中だってそうだ。結局千冬は俺を救うために自分の命さえ投げ出すんだ!」 染谷千秋 : 「もううんざりなんだよ!」千冬を突き飛ばして睨みます。 染谷千冬 : (……『前』? 俺には心あたりがない。『夢の中』っていうのは……俺の見た夢の話か……? 最後、やっぱり見られていたのか……) 染谷千冬 : 「……」 染谷千冬 : (『今』の俺の本心は……きっと千秋は聞きたくない……) 染谷千秋 : 「……俺を思うなら、自分を大事にしろよ」少しだけ落ち着きます。 染谷千冬 : 「……大事にしている、つもりだ」 染谷千秋 : 「……、」 染谷千冬 : 「でもきっと、約束はできない。……ごめん」 染谷千秋 : 「……っ……」

険悪な空気の中、あなた達は黙り込んでいた。 そして気づけば一番最初の白い空間に居た。

最初のように向かい合って座らされている。 変わった事と言えば、モニターに写し出される文字と、机の上に1枚の紙とペンがある事だ。 『最後に、今までの対談のテーマとなるようなもの、しかしそれ以外で、貴方が気になる事があればこの紙に記載して下さい』

染谷千冬 : (……はあ) 特になし、と記述します。 染谷千秋 : (……) 同じく特になしと書きます。

貴方達がそれを書き終えると、画面の文字が切り替わる。

『対談を終了します』

その画面を見た瞬間、再びあの頭痛と眩暈に襲われ、貴方達は全員同時に意識を手放した。 目が覚めれば貴方達は昨晩眠りに落ちた場所に居た。 頭痛も眩暈も無いが、頭は先程までの事を確かに覚えている。 対談を終えたあなた達が今後どのような変化を迎えるのか、それはあなた達しか知らない。 【対談、鼎談、座談】 シナリオクリアです!お疲れ様でした!

報酬 SAN値回復1d10 身体に受けた外傷の回復

RPを続ける場合は続けても良いです。

染谷千冬 : 1d10 (1D10) > 1 [ 染谷千冬 ] SAN : 47 → 48 染谷千秋 : 1d10 (1D10) > 7 [ 染谷千秋 ] SAN : 75 → 81 [ 染谷千秋 ] SAN : 81 → 80 [ 染谷千秋 ] HP : 9 → 12 染谷千冬 : CCB<=75 【目星】 (1D100<=75) > 50 > 成功

エピローグ

染谷千秋 : 「……身体は大丈夫?」千冬の身体に触れます。 染谷千冬 : 「千秋こそ、大丈夫か。手は……」 染谷千秋 : 「大丈夫、治ってる。……千冬は?」 染谷千冬 : 「特になにもない、大丈夫だ」 染谷千秋 : 「……そっか。よかった。……」身体を起こして部屋から出ていきます。 染谷千冬 : 「……待ってくれ、千秋」千秋を呼び止めます。 染谷千秋 : 「何」扉の前で振り向きます。 染谷千冬 : 「……一年前まで、母親が存在した記憶。このことについて、千秋は何か知ってるんじゃないかと思ったから、聞きたい」 染谷千冬 : 「……俺は絶対に責めない。でも、それでも言いたくないなら別にいい」 染谷千秋 : 「……」そのまま部屋を出ていき、水を取って戻ってきます。 染谷千秋 : 「さっき飲んでなかっただろ」水を千冬に渡します。 染谷千冬 : 「……ありがとう」受け取って飲みます。 染谷千秋 : 「……言いたくない、ごめん」千冬の隣に座って答えます。 染谷千秋 : 「もし、話さなきゃいけない時がきたら話す。……けど、それまでは……このままいさせてほしい」 染谷千秋 : 「……さっきも、怒鳴って悪かった。ごめんな」 染谷千冬 : 「大丈夫だ。……話せない理由があるなら、無理しなくていい。でも、あまり一人で抱え込むな」 染谷千冬 : 「母については気になるが……でも、今の俺にとって、千秋が一番大事なことは変わらない。……だから、ありがとう。千秋」 染谷千秋 : 「……ああ。ごめんな。……ありがとう」 染谷千冬 : 腰に手を回して寄り添います。 染谷千秋 : 千冬の頭を肩にのせて撫でます。 染谷千冬 : 「ずっと好きだ、千秋」 染谷千秋 : 「……俺も」