またたくシティライトEpisode19
吐く息が白くなろうという季節。時刻は午後8時過ぎ。 一日の仕事を終えた千冬は、誕生日ケーキを片手に、千秋の待つ家へと向かっていた。小雨の中帰路につく。暗がりに差し掛かったところで、突如物陰から伸びてきた手が千冬の手をがしりと掴んだ。 「予報だと曇りだったのにな。ついてねー」 千冬を路地裏に引っ張ったのは、先程まで連絡を取り合っていたはずの千秋だった。
吐く息が白くなろうという季節。時刻は午後8時過ぎ。 一日の仕事を終えた千冬は、誕生日ケーキを片手に、千秋の待つ家へと向かっていた。小雨の中帰路につく。暗がりに差し掛かったところで、突如物陰から伸びてきた手が千冬の手をがしりと掴んだ。 「予報だと曇りだったのにな。ついてねー」 千冬を路地裏に引っ張ったのは、先程まで連絡を取り合っていたはずの千秋だった。